旅行や出張、ライブ遠征で飛行機に乗るとき、「モバイルバッテリーはスーツケースに入れていい?」「10000mAhなら持ち込める?」と気になりますよね。
2026年9月22日現在、条件を満たしたモバイルバッテリーは飛行機の機内へ持ち込めますが、預け荷物には入れられません。
さらに2026年4月24日から、機内へ持ち込める個数や機内での充電についても新しいルールが適用されています。
この記事では、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込むときの容量・個数・手荷物のルールを分かりやすく解説します。10000mAhや20000mAhのモバイルバッテリーを使っている人も、搭乗前に確認しておきましょう。
これから旅行用のモバイルバッテリーを用意するなら、容量だけでなく持ち歩きやすい軽さもチェックしておきたいところ。荷物をできるだけ増やしたくない人は、5000mAhのコンパクトなモデルから確認してみると選びやすいです。
飛行機にモバイルバッテリーは持ち込める?
結論からいうと、2026年9月22日現在、日本では160Wh以下のモバイルバッテリーを1人2個まで機内へ持ち込めます。
一方、モバイルバッテリーをスーツケースなどの預け荷物に入れることはできません。飛行機へ持っていく場合は、機内持ち込み手荷物として持っていきます。
| 確認項目 | 2026年9月22日現在 |
|---|---|
| 機内持ち込み | 160Wh以下なら可能 |
| 持ち込み個数 | 1人2個まで |
| 預け荷物 | 不可 |
| 機内でモバイルバッテリーを充電 | 不可 |
| モバイルバッテリーから電子機器へ充電 | 機内では使用しない |
このルールは、国際民間航空機関(ICAO)の国際基準改訂を受け、国土交通省が2026年4月24日から適用したものです。
以前飛行機に乗ったときとはルールが変わっている可能性があるため、「前は大丈夫だったから」と判断せず、現在のルールを確認しておくことが大切です。
モバイルバッテリーを預け荷物に入れてはいけない
飛行機に乗るときに特に注意したいのが、モバイルバッテリーをスーツケースへ入れたまま預けてしまうことです。
モバイルバッテリーは預け荷物には入れられません。
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、損傷や短絡などによって発煙・発火するリスクがあります。そのため、異常が発生した場合に対応できるよう、機内持ち込み手荷物として扱われています。
旅行の準備では充電器やケーブルと一緒にスーツケースへ入れたくなりますが、モバイルバッテリーは分けておきましょう。
空港へ向かう前に、次の3点を確認しておくと安心です。
- 預けるスーツケースにモバイルバッテリーが残っていないか
- 予備のモバイルバッテリーも取り出したか
- 機内持ち込みバッグへ移したか
特に旅行用バッグを前日にパッキングする人は、最後にモバイルバッテリーの場所を確認しておきましょう。

飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの容量
モバイルバッテリーを選ぶときは5000mAh・10000mAh・20000mAhなどの容量を見ることが多いですよね。
ところが、飛行機への持ち込みでは基本的にWh(ワット時定格量)で判断します。
2026年9月22日現在、機内へ持ち込めるモバイルバッテリーは160Wh以下です。
100Wh・160Whは何mAh?
Whは、次の計算式で求められます。
Wh=Ah×V(電圧)
mAhから計算するときは、mAhを1000で割ってAhへ換算します。
たとえば定格電圧3.7Vの10000mAh(10Ah)のバッテリーなら、
10Ah×3.7V=37Wh
です。
ただし、製品によって仕様は異なります。自分で計算した数字だけで判断するより、モバイルバッテリー本体や取扱説明書、メーカーの商品情報に記載されているWhを確認するのが確実です。
10000mAhのモバイルバッテリーは持ち込める?
一般的な10000mAhのモバイルバッテリーは、160Whを大きく下回る製品が多くあります。
定格電圧3.7Vなら約37Whなので、容量だけを見れば160Wh以下です。
旅行やライブ遠征では5000mAhでは少し心配だけれど、20000mAhまでは必要ないという人も多いでしょう。そんなときは10000mAhクラスが選択肢になります。
ただし、同じ10000mAhでも製品仕様を確認し、実際に持っていくモバイルバッテリーのWh表示をチェックしてください。
20000mAhのモバイルバッテリーは持ち込める?
20000mAhでも、160Wh以下であれば持ち込みできます。
たとえば定格電圧3.7Vなら、
20Ah×3.7V=74Wh
です。
「20000mAhだから飛行機に持ち込めない」というわけではありません。
ただし、大容量になるほど本体が重くなりやすい点には注意したいところ。荷物を軽くしたい旅行なら、持ち込める最大容量ではなく、実際に必要な充電量と本体重量のバランスで選ぶのがおすすめです。
大容量モデルはWh表記を必ず確認しよう
ノートPCへの給電にも使える大容量モバイルバッテリーなどを持っていく場合は、特にWhを確認しておきましょう。
160Whを超えるモバイルバッテリーは機内持ち込みも預け入れもできません。
旅行用として購入するときも、mAhだけではなくWhや製品仕様を確認しやすいものを選んでおくと、飛行機を利用するときに判断しやすくなります。
モバイルバッテリーは飛行機に何個まで持ち込める?
2026年4月24日からのルールでは、160Wh以下のモバイルバッテリーは1人2個まで機内へ持ち込めます。
スマホ用、Apple Watch用、予備用と分けていると、いつの間にかモバイルバッテリーが3個以上になっていることもありますよね。
飛行機を利用する旅行では個数を確認するとともに、荷物を軽くする意味でも、必要以上にモバイルバッテリーを増やさないようにしましょう。
なお、モバイルバッテリー以外の予備リチウム電池を一緒に持ち込む場合は、容量や組み合わせによって扱いが変わることがあります。カメラなどの予備バッテリーも持っていく場合は、利用する航空会社の最新規定を確認してください。
機内持ち込みするときは入れ方にも注意
容量と個数が条件内でも、バッグへそのまま放り込むのは避けましょう。
ANAでは、ショート防止のため端子部分をテープで保護する、またはビニール袋に入れて絶縁処理するよう案内しています。
たとえば、次のような方法があります。
- 露出した端子をテープなどで保護する
- 個別の袋へ入れる
- 保護できるケースやポーチへ収納する
- 鍵や硬貨などの金属類と直接触れないようにする
飛行機を利用するときは、「容量は大丈夫だから終わり」ではなく、持ち運び方まで確認しておきましょう。
飛行機の中でモバイルバッテリーから充電できる?
ここは、以前飛行機を利用したことがある人ほど注意したいポイントです。
2026年4月24日から適用されたルールでは、機内でモバイルバッテリーへ充電すること、モバイルバッテリーからスマホなど他の電子機器へ充電することが禁止されています。
つまり、モバイルバッテリーを「機内へ持ち込める」ことと「飛行中に使える」ことは別です。
長時間のフライトでスマホの電池残量が気になる場合は、搭乗前に空港などで充電しておきましょう。
航空会社によって案内の表現や運用が異なる場合もあるため、機内では乗務員の案内に従ってください。
国内線と国際線でルールは違う?
日本では国土交通省が航空輸送におけるモバイルバッテリーの安全基準を定めています。
ただし、国際線では日本の基準だけを見て判断しない方が安心です。
特に、
- 外国の航空会社を利用する
- コードシェア便を利用する
- 海外で別の航空会社へ乗り継ぐ
- 複数の航空会社を利用する
といった場合は、実際に利用する航空会社の最新情報も確認しておきましょう。
また、JALは国際航空運送協会(IATA)の規定変更により、2027年1月以降は100Whに制限される可能性があると案内しています。
今後も変更される可能性があるため、この記事だけで最終判断せず、搭乗前に航空会社の公式サイトを確認してください。

飛行機に持っていくなら5000mAhと10000mAhどっち?
飛行機へ持ち込める容量が分かると、「せっかくだから大容量を持っていこう」と思うかもしれません。
でも、旅行中ずっと持ち歩くことを考えると、必要以上に大きなモバイルバッテリーは荷物を重くする原因になります。
| 容量 | 向いている人 |
|---|---|
| 5000mAh | 軽さを優先したい・充電は補助程度でいい |
| 10000mAh | 旅行・出張・ライブ遠征で充電切れに備えたい |
| 20000mAh | 長時間移動や複数機器への充電量を確保したい |
荷物をできるだけ軽くしたいなら、まず候補になるのが5000mAhクラスです。
軽さを優先するなら5000mAh
スマホの電池切れに備えるのが目的なら、5000mAhクラスでも選択肢になります。
たとえばAnker Nano Power Bank(5000mAh)のようなコンパクトなモデルなら、旅行中の荷物を増やしたくない人にも合わせやすいでしょう。
USB-C端子一体型のモデルなら、対応するスマホでは短い充電ケーブルを別に持ち歩かずに済むのもメリットです。
旅行中の安心感を重視するなら10000mAh
空港までの移動や観光、地図アプリ、写真・動画撮影などでスマホを長時間使うなら、10000mAhクラスも候補になります。
Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)なら、5000mAhより容量に余裕を持たせたい人が比較しやすいモデルです。
5000mAhと10000mAhで迷ったら、「大きい方が安心」だけで決めるのではなく、旅行中にどれくらい充電するのかを考えて選びましょう。
飛行機へ持っていくからといって、160Whに近い大容量モデルを選ぶ必要はありません。
「自分に必要な容量を、できるだけ軽く持つ」という考え方の方が、旅行全体の荷物を軽くしやすくなります。
飛行機用モバイルバッテリーを選ぶポイント
Whを確認しやすいものを選ぶ
飛行機ではWhが判断基準になるため、本体やメーカーの商品情報でWhを確認できる製品を選んでおくと安心です。
特に海外旅行や大容量モデルを持っていく場合は、搭乗前に確認しておきましょう。
必要以上に大容量にしない
160Wh以下だからといって、大容量であるほど旅行向きとは限りません。
スマホの充電を補助するだけなら5000mAh、旅行中の充電回数に余裕を持たせたいなら10000mAhなど、自分の使い方に合わせて選びましょう。
本体重量も確認する
旅行ではスマホだけでなく、充電器・ケーブル・イヤホン・カメラなど細かなガジェットが増えがちです。
一つひとつはそれほど重くなくても、全部合わせるとバッグが重くなります。
毎日持ち歩くモバイルバッテリーだからこそ、容量だけでなく重量も確認しておきたいところです。
ケーブルまで含めて荷物を考える
モバイルバッテリーを軽くしても、充電用ケーブルを何本も持っていけば荷物は増えてしまいます。
端子一体型やケーブル内蔵型などを利用すると、使っている機器によってはケーブルを減らせます。
モバイルバッテリー単体ではなく、充電器・ケーブルまで含めた「充電セット全体」で軽くするのが、旅行の荷物を減らすコツです。
よくある質問
モバイルバッテリーをスーツケースに入れてもいい?
機内へ持ち込むスーツケースやバッグに入れることはできますが、航空会社へ預けるスーツケースには入れられません。
スーツケースを預ける場合は、チェックイン前にモバイルバッテリーを取り出し、機内持ち込み手荷物へ移してください。
10000mAhは飛行機に持ち込める?
一般的な10000mAhのモバイルバッテリーは160Wh以下となる製品が多いため、容量条件を満たすケースが多いです。
ただし、10000mAhという数字だけで判断せず、実際に使用する製品のWh表示を確認してください。
20000mAhは飛行機に持ち込める?
20000mAhでも160Wh以下であれば持ち込みできます。
定格電圧3.7Vなら約74Whですが、製品によって仕様が異なるため、本体やメーカーの商品情報で確認しましょう。
モバイルバッテリーは何個まで持ち込める?
2026年9月22日現在、160Wh以下のモバイルバッテリーは1人2個まで機内へ持ち込めます。
モバイルバッテリー以外の予備リチウム電池も持っていく場合は、組み合わせによって制限が変わることがあるため、利用する航空会社の規定も確認してください。
国内線でも預け荷物には入れられない?
はい。国内線でもモバイルバッテリーを預け荷物へ入れることはできません。
必ず機内持ち込み手荷物として持っていきましょう。
海外旅行でも同じルール?
国際線では、日本の基準だけでなく実際に利用する航空会社の規定も確認してください。
外国航空会社やコードシェア便、海外で乗り継ぐ便では取り扱いが異なる場合があります。
まとめ|モバイルバッテリーは預けず機内持ち込みへ
飛行機にモバイルバッテリーを持っていくときは、まず「預け荷物には入れず、機内持ち込み手荷物にする」ことを覚えておきましょう。
2026年9月22日現在、日本では160Wh以下のモバイルバッテリーを1人2個まで機内へ持ち込めます。
また、2026年4月24日からは機内でモバイルバッテリーへ充電したり、モバイルバッテリーからスマホなどへ充電したりしないというルールも適用されています。
10000mAhや20000mAhといった容量だけを見るのではなく、実際に持っていく製品のWhも確認しておきましょう。
そして荷物を軽くしたいなら、持ち込み上限に近い大容量モデルを選ぶ必要はありません。軽さを優先するなら5000mAh、旅行中の充電回数に余裕を持たせたいなら10000mAhなど、自分の使い方に合った容量を選ぶと持ち歩きやすくなります。
飛行機でのルールを確認したうえで新しく用意するなら、荷物を軽くしたい人は5000mAh、旅行中の充電回数に余裕を持たせたい人は10000mAhを目安に選んでみてください。
※本記事は2026年9月22日現在の国土交通省および航空会社の公表情報をもとに作成しています。モバイルバッテリーの機内持ち込み・預け入れ・機内での使用に関する規定は今後変更される場合があります。また、航空会社や利用する便によって取り扱いが異なる場合があります。搭乗前には利用する航空会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。不明な場合は、航空会社または予約した旅行会社へお問い合わせください。


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